SQ4R読書術とは、
- サーベイ(調べる)
- クエスチョン(問題を作る)
- リード(回答する)
- リスポンド(己の言葉でまとめる)
- レコード(答え合わせ)
- レビュー(振り返る)
といった全6行程を辿ることによって、読書内容を記憶に定着させやすくる読書術になります。
「SQ4R」とは、カナダのウォータールー大学で生徒に読書のマニュアルとして広められている読書の方法です。
出典:記憶に残こりやすい読書術「SQ4R」って?内容を忘れないための6ステップ! – ocarina
SQ4R読書術は記憶に残りやすい読書のマニュアルである為、自分好みにアレンジしてもよいのではないかと思いマインドマップとメンタリストDaiGoさん著の知識を操る読書術を参考にし、リアルタイムSQ4R読書術を作ってみました。
1冊の本だけでなく複数冊の本から欲しい知識を取り出して、多角的な視点で知識をとらえるといった事にも対応しております。
読書術ではあるものの、本を1冊読み切る為の技術というよりも知識を深める為の効率の良い読書術といった感じになります。
何故リアルタイムなのかといいますと、SQ4R読書術は全6行程を順番通りにこなしていくターン制に対して、状況に応じて行程を前後させる為です。
リアルタイムSQ4Rのやり方
必要な物
- マインドマップ or 紙とペン
- 本
マインドマップ(iThoughts)を使うと便利です。実際にリアルタイムSQ4R読書術を使用した時のマインドマップがこちら↓
脳の休め方について調べたものになります。読書と並行してマインドマップを仕上げていきます。
実際の手順をまとめていきます。
- 本から得たい知識や本のタイトルをマインドマップのタイトルにする。(脳の休め方)
- 【目次&はじめに】を読んで知りたいことを書き出す(脳が疲れるメカニズム)
- 本を読み進め答えを探していく(ワーキングメモリ・塾高機能・デフォルトモードネットワーク)
- 答えに対して自分が持っている知識を付け加える(デフォルトモードネットワークは脳の6~8割のエネルギーを使う、などなど)
- 3~4を繰り返す。
- 得た知識から浮かんできた疑問を書き記す(デフォルトモードネットワーク優勢にしていいのか?)
- 3~6を繰り返す。
- 1冊で情報が集まらない場合があるので、答えの書いてありそうな本を読む(デフォルトモードネットワークのざわつきを抑えるには瞑想がええよ)
- 3~8を納得するまで繰り返す。
- 完成したものを見返す。振り返り。(何もしないボーとする時間は必要だが、同時に過去の失敗や未来の不安に囚われやすくなり脳が疲れる原因になる。しかし、瞑想をすることによって現在に集中し脳を休めることが出来るよ。納得!!)
要するに、
本を読みながら問いを立て答えを探し新たな問いを立てるという行為を繰り返して自分が欲しい知識を深堀していく読書術です。
自分が納得できる答えが見つかるまで知識を深堀りすることが可能です。
リアルタイムSQ4R読書術を使用することで、数冊の本を同時読みすることが出来、欲しい知識が手に入るという流れになっております。
今回は3冊の本から知識を抜き出して答えを書き出していきました。
知識を操る読書術から組み込んだ部分
- 知っている知識と結びつける(記憶定着強化)
- 本は全部読まなくてよい(効率化)
- 本を辞書のように使う(効率化)
これらの技術を使うことによってSQ4R読書術が進化しました。
知識の定着率を下げないようにするのと同時に効率化が図れるのではないでしょうか。
また、マインドマップを使用することによって振り返りもスムーズに行えます。
手書きのマインドマップで行う場合にはもっと自由度が高くなり、絵を描いたりすることが出来るので、記憶の定着率でいうと手書きの方が良いかと思われます。
手順まとめ
- サーベイ
- クエスチョン
- リード&リスポンド&レコード
- 2~3繰り返し
- レビュー
ポイントとしましては、クエスチョン(疑問)をどれだけ作れるかが重要となります。そのため、ある程度の読書量がある人+同じジャンルの本を数冊持っている人が使える技術になるかと思われます。
本をたくさん使用する為、kindleアンリミテッド会員になっておくことで全部読まないのはもったいないなという感覚が和らぐかと思います。もしくは、図書館で借りましょう!! 人気図書は借りられている場合があります。
最後に
ある程度基礎知識がある分野において使用する事が出来る読書術でした。
○○の教科書というような本の場合は、普通のSQ4R読書術が良いかと思われます。
どうぞよしなに。