世の中にはオリジナリティー溢れるダイエットが存在し、毎年新たなダイエットがブームを起こし続けております。
そんな中、【世界最新の太らないカラダ】という本により、効果の無いダイエットを見分けることが可能になりました。
さらに、
結局どうして痩せないの? という疑問にもばっちり答えてくれる良書です!!
どうしたら痩せるのかという基本的な知識を身につける事によってこういった問題を解決することが出来ます↓
「○○ダイエットには飽きてしまった……別のダイエットしてモチベーションを復活させよう!!」
といった選択を行ってもとして、
「全然痩せないな……むしろ、リバウンドしてない!? あのダイエットで痩せたけどもう一度やるのはめんどくさいな……辛さも知っているし……」
という問題が起こりますが、ダイエット方法を切り替えたとしても基本を身につけておけば痩せる事は可能になります。
体験談としまして、
パレオダイエットという食べれるモノを制限するダイエットを行ったことがあります。
もちろん、このダイエットでかなり体重を落とすことが出来ました。成果としましては、4カ月で7キロ程でした。
しかし、筋肉をつける為に再び体重を6キロ増やし、筋トレをしつつ、ダイエットの基本に忠実な生活をしたところ4週間で2キロ減量致しました。
このように、手法は違えど成果を出すことが可能になります。
という事で、トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダを読んだことによってダイエット論争に終止符が打たれた気がするので、ご紹介していきたいと思います。
そもそも何で太るの?
人間にはセットポイントというものが存在します。
脳が勝手に決めている適正体重を、セットポイントと呼びます。神経学に関わってきますが、セットポイントとはいわば脳が「これがわたしのベスト体重」と言い、体はそれに合わせようと「エネルギーを消費しようとしたり、逆に蓄えようとしたり」する基準値です。
出典:【専門家が解説】適正体重は脳が勝手に決めている!?ダイエットをすることで起きる落とし穴 | BRAVA(ブラーバ)
例えば、
セットポイントが70キロである場合、痩せても太っても70キロに戻ります。
セットポイントが高いから、太ってしまうということです。
つまり、
セットポイントさえ下がれば勝手に痩せていくという事になります。
セットポイントってどうやって下げるの?
- インスリン値を下げる
- コルチゾールを減らす(ストレスホルモン)
この2点がダイエットにおいて最も重要なのではないかという事です。
コルチゾールもゆくゆくはインスリンに関係してくるので、痩せられるダイエットの要はインスリンという事になります。
ざっくりまとめますと、
- 加工食品を減らす
- 断続的ファスティングをする
- カロリーバランスを考える
- 食物繊維を大量に摂取する
- 運動する
といったこの五カ条を守る事がとても大切という事になります。
加工食品を減らす
主に良くないですよと言われているのが、糖質絡みの加工食品になります。
真っ白なパンとか清涼飲料水とか人工甘味料とかがやばいようです。
特に驚いたのが、人工甘味料についてのデータになります。
アスパルテームやステビアは、血糖値はほとんど上げないものの、砂糖よりもインスリン値を上げる。
血糖値には反応しないけれどインスリンが出てしまうという驚きの情報がありました。
結果としてセットポイントを上げてしまい、ゼロカロリーなのに太るという意味不明な状態を引き起こす原因になるそうです。これは驚きが止まりません……
また、セットポイントが高いままでカロリー制限しても代謝が下がるので痩せないよとのことです。
ダイエットを開始して身体が冷えると感じたらセットポイントは高いままである可能性があります。
その体重を維持するために代謝を低くして省エネモードになるみたいです。何とも厄介な……
体験談としまして、
小学生の頃、太っていた時期がございまして、ダイエットをしました。やったことは、運動量を増やす(約30分バランスボールを壁に打ち付けてキャッチしていた)・明らかに太りそうな食べ物を食べないようにする(ハンバーガーとか)・お菓子を食べないようにするという小学生らしい内容になります。運動方法はクセ強めでしたが(笑)
その甲斐あってか、代謝がかなりあがり、食事していると汗をかくようになりました。
見た目的にも、丸々していた顔が、しまって頬がこけるくらいになりました。
運動量の増加と食事面でのアプローチが良かったようで、セットポイントの改善によって、勝手に痩せる体を手に入れたようです。
断続的ファスティング
食事のメリハリをつけようという事です。
ちょこちょこつまみ食いしているとインスリンが出っぱなしになり、セットポイントが上がってしまうので止めようとのことです。
オススメなのが、8時間の間に2回食事を摂り16時間は食べない時間を作るという断続的ファスティングになります。リーンゲイズとも呼ばれます。
オートファジーという細胞レベルで若返る効果もあるのでオススメです。
個人的には、昼の12時に食べて19時に晩御飯食べて終了。という感じにしております。
飲み物は炭酸水や水にしております。お茶やコーヒーでも大丈夫です。
ゼロカロリーで人工甘味料大量投入されている飲み物は間違っても飲まない方がいいという感じですね。
カロリーバランスを考える
タンパク質20~30%・炭水化物40~50%・脂質30~40%の間でカロリーバランスを考えるといいようです。
脂質に関しては、オメガ6を出来るだけ減らしてオメガ3やオメガ9を多く摂取出来れば良いです。
オリーブオイルとか魚に含まれる油とかアボカドとかになります。
マーガリンとかは食べるプラスチックという風に本で紹介されていました。食べない方が身の為だという事ですね。
カロリーだけ見ていても健康に支障をきたす可能性があるので、野菜もしっかり摂取するように心掛けましょう!!
食物繊維を大量にとる
現代では18グラム程が1日に摂取しておきたい食物繊維の量と言われておりますが、狩猟民族時代では1日に50グラム以上摂取していたようなので、もっと摂ってもいいんじゃねえかという感じみたいです。
食物繊維を摂取しておくとGI値が高い食品を食べても血糖値がバーンと爆上がりするのを防いでくれたり、食欲を減らしてくれたり腸内細菌のエサになり腸内環境を改善してくれるなどメリット大です。
とりあえず、食物繊維は摂取するに越したことはないといった感じになります。
つまり、野菜を食べましょうという事ですね!!
運動する
運動のメリットとしてストレス軽減や、インスリン抵抗性の軽減、体内炎症を抑えるなど様々。
暴飲暴食しても、軽いウォーキングを25分するだけで体内炎症レベルが下がるという何とも凄いデータがあったりします。
ただし、
激しい筋トレなどのし過ぎは、コルチゾールを増やしてしまう事があるので気を付けましょう。
コルチゾールが増える事によって、脂肪が燃えづらい身体になってしまうので、痩せたい一心からハードな運動を毎日行ってしまうことは厳禁という事になります。
ダイエットの鍵:インスリン
インスリンが体内で常時出ていたり、肝臓がぱんぱんに太っているとインスリン抵抗性というものが増加します。
インスリン抵抗性が増加するとより一層インスリンを出さないといけない状態になり、インスリンが大量放出されるようになります。
めでたく、セットポイントが爆上がりしましたという状態になってしまいます。
インスリン抵抗性を減らすためには、
- 高度に精製された糖質を摂らない
- 断続的ファスティング
- 運動
つまり、
痩せるダイエットはこの3カ条にあるという感じです。
インスリン抵抗性は肝臓や筋肉・脳に現れるとのこと。しかも各部位が独立しているので肝臓のインスリン抵抗性を下げても筋肉のインスリン抵抗性は下がらないとのこと。
肝臓は糖・筋肉は運動というように違った角度からのアプローチをしないといけないようです。
肝臓や筋肉のインスリン抵抗性が発現し、インスリンが脳に達した時にセットポイントが爆上がりします。
運動量が明らかに足りていない人にとって、運動せずに痩せるというダイエットは無理があるのではないだろうかという事になります。また、運動だけで痩せるぞ!!という考えも無理があるのでは? と考えられます。
つまり、ダイエットには運動と食事からアプローチしなくてはいけないという事がはっきりしたという事になります。
まとめ
インスリンを征したものがダイエットを征するという感じで、ダイエット論争に終止符が打たれる音を聞いた気がしました。
運動・食事間隔・食事の質を保証できるダイエットであれば、痩せる事が出来るという事になります。
芸能人がダイエット企画で○○を食べるだけで痩せるダイエットなど行われておりますが、ちゃっかりと医師の指導の元、運動をしているなんて光景も良く目にします。
という事で、オリジナリティー溢れるダイエットが今後も続々と登場すると思いますが、この軸さえ分かっていればやる価値があるのかないのかくらいは判断がつきそうです。
また、そのダイエット方法に価値を付加する事も出来ると思います。
結局のところ、どのダイエットでも1年続けると効果は変わらないと言われているので、どれだけ自分のライフスタイルに合っているかが重要なポイントとなってきそうですね。
ダイエットの基礎をぶれないようにすることで成果を手にしましょう!!
最後に
痩せるためには結局はカロリーなんだよと思っておりましたが全然違いましたね(笑)
結局は、セットポイントなんだよ!!
という事でご了承ください。
参考文献
出典:Amazon・ジェイソンファン・株式会社サンマーク出版