何となく読んでみたいと思い購入したところ、
「ビジネス書なのに物語調なの!? 犬喋った!? 感動できるやないの!!」
と、今までにない感じのビジネス書だったのでレビューしていきたいと思います。
ビジネス書なのにストーリー形式
著者の北野 唯我(きたの ゆいが)さんは、あえてこの本をストーリー形式にしたとの事。
2つ理由としまして、
多少強引にでも実際のビジネスシーンに落とし込むことで、普段、三つの才能がどうやって生かされているのか? をイメージできるように目指しました。
出典:天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ 北野唯我 日本経済新聞出版社
読んでいて、凄く想像しやすかったです。
本を読む時に、記憶の定着率を上げる為、ビジュアライジングという方法を使うと良いのですが、ストーリー形式になっている事によって、勝手に頭の中で場面を想像できるのでかなり良いのではないでしょうか。
ただノウハウだけが書かれていると、情報を直ぐに手に入れる事が出来るものの、ビジュアライジングしにくく記憶に定着しずらいという問題点がございます。そこを解決してくれております。
凄いですね。
「才能」をできるだけ、シンプルに伝えるためです。
才能の種類は数多くあるが、あまりにも細かく分類しすぎると使いどころがよく分からなくなっちゃうよ問題と、情報が多すぎて浸透しない問題が起こるとの事。
この世には、凡人と秀才と天才がいます。
くらいの情報量の方が簡単に共有でき、お互いを尊重してより良い仕事が出来るようになるわけです。難しい内容を一人だけが知っていても意味ないよという事だと思います。多くの人と共有してこそ意味があるわけです。
情報量が多いと……
個人的に、さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0という自分の強みを見つけてくれるテストをしました。
結果が、
- 責任感
- 収集心
- 着想
- 内省
- 学習欲
これらが自分の強みになるそうですが、仕事に活かそう!!…………なにすりゃええの? となるわけです。
もれなく、想像力を鍛える事を強いられる訳ですね!!
という事で、シンプルに伝えるという事がいかに大切か思い知らされました。
犬が喋った
ビジネス書ではありますが、ファンタジーの要素も入っております。
主人公を手助けしてくれる犬。
いぬ。
イヌ。
犬、ことケン。
喋ります。
しかも、関西弁。
んなあほな……
感動しました
最後あたりで主人公の意見が、みんなの心に届く場面に感動しました。
成長したやないか!!
是非とも、皆さんに読んで頂きたいと思いました。
最後に
著者の北野唯我さんは、小さい頃から、誰かが挑戦しようとしているのに、その人の足を引っ張る人に対して腹立たしさを感じていたようです。
誰もが、新しいことに挑戦でき、失敗が許される社会になると嬉しく思います。