8時間睡眠している人が6時間睡眠になれるかもしれないという、面白い実験がありました。
10時間睡眠の様に無駄に長い睡眠をとると覚醒後にまた眠くなってしまったり、作業能力・注意力の低下などを引き起こします。
極度に短すぎても同様の結果が起こりますが、果たして中間地点はどこらへんなんだろうという事も分かる実験となっております。
実験内容
参加者
8時間睡眠をしている6人
6.5時間睡眠をしている2人
内容
- 8時間睡眠の人には、2週間ごとに30分ずつ遅く就寝してもらい同じ時間に起きてもらいました。
- 6.5時間睡眠の人には、3週間ごとに30分ずつ遅く就寝してもらい同じ時間に起きてもらいました。
それぞれ、限界が来るまで睡眠時間を削ってもらうという実験になります。
実験結果
- 8時間睡眠の人達は、4.5時間・5時間・5.5時間にそれぞれ2人が睡眠時間を削減できた。
- 6.5時間睡眠の人達は、5時間まで睡眠時間を削減できた。
ここからが面白い所になります。
半年後に、実験参加者がどのような睡眠をとっているのかを調べたところ、
8時間睡眠の人達は例外なく睡眠時間が短縮していました。
平均6.4時間になっていたとのこと。
これは、なかなか凄い。
実験から1年後には、6.1時間になっていたとのこと。
ちなみに、
もともと短眠だった6.5時間睡眠の人達は元通り6.5時間睡眠に戻っていたとのことです。
つまり、
6.5時間辺りが平均値なのではないか? という事になったようです。
個人的に、最近になって8時間30分の睡眠をとっていたのですが、どうも寝て起きてから直ぐに眠気が来る感覚があり、寝てるわりに調子悪いなと思っていたので、睡眠時間を削ってみようと思いました。
長期的に見て健康にどんな影響が出てくるのかは不明だそうです。
クロノタイプ診断で適正睡眠時間を確認しよう
- ライオン型・・・・7時間程度
- クマ型・・・・・・7時間以上
- オオカミ型・・・・7時間程度
- イルカ型・・・・・6時間程度
クロノタイプによって誤差はありますが、
上記で挙げた実験では、6時間睡眠を下回ると、疲労感や眠気に苛まれるとのことです。
しかし、
作業能力テストにおいて、影響は確認できなかったとのことです。
徹夜する場合、22時以降に食べ物を食べると脳にダメージが蓄積されるという事もあるので、睡眠時間を削る場合は気を付けた方がいいかもしれないという感じです。
僕の場合は、やや朝方に分類されるので、ライオンとクマの中間的な位置になります。
つまり、
7時間以上寝た方が良さげという事になりますので、皆様も参考にしてみて下さい。
最後に
9時間以上の睡眠が必要な方はロングスリーパーに分類され、人口の5~10%程。
更に、10時間以上の睡眠が必要な成人は1%未満とのことです。
個人的には、休日前夜にゲームして0時に就寝しても、朝7時には、ぱっちりと目が覚め比較的元気に1日過ごせるのでロングスリーパーではないかなと思っております。
メンタル面で特に問題が無ければ睡眠時間を削っても大丈夫かもしれないという感じです。