記憶力の向上について色々な本などを読んで感じたのですが、
ワーキングメモリと共感覚には接点があるんじゃない?
という疑問から色々調べてみたところどうやらワーキングメモリ向上に一役買っているかもしれないのでご紹介していきたいと思います。
共感覚とは
ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。
- 文字に色を感じる
- 味に色を感じる
- 音に味を感じる
などなど
約150種類以上存在すると言われている。
ゲームで操作キャラクターが落下してしまった時に、背筋がぞくぞくするのも共感覚なのですかね? スマブラとかで攻撃くらうと「痛っ!!」っていう人も共感覚なのですかね? 何かしらに当てはまっていそうですね。
共感覚がある人の特徴
- 開放度(知的好奇心)が高い
- IQが高い傾向にある
- 年齢が低い
頭がいい人の特徴がふんだんに詰まっているということが分かりました。
1つの刺激から複数の感覚が生じるため自然と開放度が高くなりやすいとのことです。
開放度の高い人の特徴を見るとほとんど共感覚と繋がっているような気もします。
開放度の高い人の特徴は
オリジナリティがある
いろいろな才能がある
想像力がある
アートのセンスがある
頭の回転が速い
などなどが挙げられます。
開放度(知的好奇心)が高い人は、ある意味で目立つとも捉えられそうですね。特に小学校や中学校辺りで明確に現れてきそうだなと個人的には思いました。
個人的には、アートのセンスがあるように思います。通知表で5だったので……しかし、よくよく思い返せば、写生大会で下描き(鉛筆)の段階までは、先生に「おぉーー!! 良く書けてるね」と言われました。
絵具を塗ってからは、先生が無言で去っていきました……アートのセンスは無いようですね(笑)
IQが高い傾向にある
開放度が高い人の特徴として頭の回転が速いという事もあり、IQが高くなる傾向にあるのでしょうか?
なんとも言えないですがワーキングメモリにも効果がある(1)そうなので
年齢が低い
元々は共感覚を全員が0~9歳の時に持っていて成長するにつれてどんどんと感覚の混在がなくなり大人になると無くなってくるよという事です。
経験として、
小さい時の記憶が鮮明にある人は、共感覚によってエピソード記憶が強化されているからと考える事が出来るとのこと。
1つの情報を多面的に捉えることが出来るので記憶の強化に役立っていったとのことでした。
共感覚は身につけられるの?
どうやら、後天的に身につけることが可能なようです。(2)身につけると上記で挙げた記憶力の強化に役立つ可能性が示唆されております。ワーキングメモリの向上に役立つとのこと。
論文によると文字と色に繋がりを持たせる練習をしたと書いてありました。
あいうえお
ワーキングメモリを鍛える方法
- 楽器の演奏
- 言語学習
これらの内容は、ベースに共感覚の香を感じますよね。
楽器の暗譜方法で、音と感情を結び付けたり・音と触覚を結び付けたりなどなど、共感覚のトレーニングとも捉えられるような気がします。(クロスモーダル)
また、
聴覚や視覚など複数の感覚器官を使用するから脳にいいとも言われています。(マルチモーダル)
例えば、
言語学習においても、知らない形の文字に音や意味や映像を結び付けていく練習になります。
意識的に別の感覚をつなげていくことで更に効果を発揮できるかもしれません。
マルチモーダルとクロスモーダル
ざっくりとした説明になりますが、マルチモーダルは複数の感覚器官を使う・クロスモーダルは1つの刺激から複数の感覚器官が反応する、というように能動的か受動的かみたいな違いのようです。
動作+声+覚えたい事という組み合わせで暗記するという方法がテレビなどで紹介されていましたが、積極的に共感覚を作り出しているという事のように感じます。
まとめ
共感覚を持っていると知的好奇心が高くなり、記憶力向上の恩恵を受けることが出来るので頭が良くなる可能性があるということです。
嬉しいことに訓練するとそれっぽいのが身につけられそうとのこと。
訓練方法は今後調べてみようと思っております。
最後に
共感覚を持っていて損はなさそうなので積極的に取り入れてみようかなと思いました。
とりあえず、ギターでも弾いてみようかな。