こんにちは、こんばんは。多趣味LIFEです。
前書き
ビジネス書コーナーの本に目新しいモノが無くなって来たので小説に手を出してみました。
ミステリー小説を買うのは初めてだったので、色々な賞を受賞している作品を選びました。
感想
斜め上を行くストリー展開に不安を抱くも最後はスッキリと事件解決!!
スッキリという表現がこの作品には当てはまらないと思いますがトリックが分かるとスッキリするんですね。
「これがミステリー小説か」
ビジネス書とは違う感覚でした。
登場人物が10名以上出てきますが、作中で女性探偵が名前と特徴を覚えやすく解説してくれるシーンがあります。
おかげで誰が誰だかわからないということがなく読み終えました。
癖のある言い回しも少なく読みやすかったです。
感想(ネタバレ含む)
大学生が夏休みに旅行へ行き、宿泊先で殺人事件が起こってそれを話し合いで解決していくだけかなと思っておりました。
しかしながら、斜め上を行くストーリー展開
ゾンビの出現!?
「あれ?? ミステリー小説買ったはずなんだけどな????」
一瞬プチパニックなりました。
更に、ゾンビが宿泊先である紫湛荘(しじんそう)を囲ってしまい外へは逃げることが出来ないという状態になってしまいます。
「これじゃあまるで屍人荘だな」
というところから屍人荘の殺人というタイトルが付いております。
もはや、これだけで事件ですが更に屍人荘で殺人が起こります。
しかも密室で……
厳密にはゾンビに囲われている密室状態の旅館の更に密室という状況になります。
殺人が起こってもなお犯人と生活しなくてはならない最悪の状況。
そして犯人は次々にターゲットを殺していきます。
そうなんです。連続殺人なんです。
ゾンビもただただ囲っているわけじゃない。非常扉を破り、バリケードを破壊し屍人荘にどんどん流れ込んで来ます。
居住スペースも次々に無くなり最後には屋上まで追い詰められてしまいます。
予想していたミステリーを軽く飛び越えていく作品でした。
最後に
デビュー作にして3冠は伊達じゃなかった!!